2024/8/10

「高齢化社会の相続対策」セミナーに参加させていただきました!!

先日、北見市内で開催されました「高齢化社会の相続対策」セミナーに参加させていただきました!!
 
主な解説のポイントは大きく分けて2つ、「相続準備」「相続税対策」でした!
 
「相続準備」では、
 
①どれだけ残せばよいのか?
②誰に残すのか?
③資産管理をどうするのか?
④どのような最期を迎えるのか?
 
「相続税対策」では、
 
⑤相続がよいか、贈与がよいか?
⑥どんな相続対策が必要か?
・絶対にやるべき対策
・やった方がよい対策
 
 
以上の項目につき、税理士の先生から非常に分かりやすく、面白おかしく、参加者を飽きさせないお話をいただきまして見事なセミナーでした!!
 
ポイントを大雑把にお話いたしますと・・・・
 
どれだけ残せばよいのか?では➡自身の健康管理・体調管理を見極めながら考慮することでした。
 
ここからは、セミナーのお話にはなかったことなんですが・・・・
 
ちなみに厚生労働省は2024年7月26日、2023年分の平均寿命平均余命が記載された令和5年簡易生命表を発表しました。
 
2023年の平均寿命は、男性81.09年女性87.14年となり、前年と比較して男性は0.04年女性は0.05年延びました。
 
平均寿命は男女ともに2年連続で短くなりましたが、2023年は新型コロナ感染症による死者数の減少が影響したと考えられています。
 
令和5年簡易生命表によると、平均余命は、男性65歳は19.52年女性65歳は24.38年男性75歳は12.13年女性75歳は15.74年となっています。
 
主な年齢の平均余命は、男女とも各年齢において3年ぶりに前年を上回っています。
 
出典:厚生労働省「令和5年簡易生命表の概要」(2023年1月1日~12月31日)

 
②誰に残すのか?では➡法定相続人は戸籍が全てになるので、やはり遺言書の重要性に触れていました。
 
資産管理をどうするのか?では➡認知(記憶)力・体力の低下に伴い、任意後見人や遺言執行者や民事信託(家族信託)との併用を考えるとのことでした。
 
ここからは、セミナーのお話にはなかったことなんですが・・・
 
特に、今現在のところ介護が必要となった原因として最も多いのが「認知症」です。

以前は脳血管疾患(脳卒中)が最多でしたが、近年は認知症となっています。
 
1位 認知症
2位 脳血管疾患(脳卒中)
3位 高齢による衰弱
4位 骨折・転倒
5位 関節疾患
6位 心疾患(心臓病)
7位 呼吸疾患
8位 悪性新生物(がん)
9位 糖尿病
10位 パーキンソン病
11位 骨髄損傷
12位 視覚・聴覚障害
13位 その他・不明・不詳
 
出典:厚生労働省「国民生活基礎調査」(2019年)
 
 
 
どのような最期を迎えるか?では➡いかに遺産を整理しておけるか?
銀行をまとめる・整理する、相続人がいる場合といない場合についても考えることの説明がありました。
 
相続がよいか?贈与がよいか?では➡控除額の違いや税率の違い、相続税や贈与税の特例の違いをよく考える事などのお話がありました。
 
どんな相続税対策が必要か?では➡残された家族のことを考え、面倒なことはかたずける事!!これが一番大事!!でした。
 
ここからは、セミナーのお話と少し異なりますが・・・・
 
相続が発生すると・・・できなくなること(資産凍結)があるからです!
 
  預金 不動産  有価証券
X 普通預金の引出し
 ※ATMも窓口も
X 売却(現金化) 売却(現金化)・買付
X 振込みX 賃貸借契約の締結・更新X 銀行口座への出金
X 定期預金の解約X 修繕・建替え 
X 引落し  

たとえ家族であっても、出金や契約をすることができませ!!
 
その他にも講師の先生からは、土地の測量抵当権抹消海外資産の整理回収不能の貸付金の整理保証債務の整理などがあげられておりました。
 
講師の先生もおっしゃってましたが、「相続」一生のうち何回もない・・・といことと。
 
だから、わからないのが当たり前のこと・・・
 
ゆえに、万が一のことを考え自分の身の回りを常に整理整頓しておくことが大切だということでした。
 
特に、メガバンク・ネットバンク・ネット証券は本人でないと手続きが大変らしくて、くれぐれもご注意してくださいとのことでした!!
 
 
私も、個人用と業務用に振込手数料の関係でネットバンクの登録をしております。
 
また、個人的な趣味なんですが日本株での立会外分売申し込み(抽選)やIPO申し込(抽選)に使うためにほぼすべてのネット証券会社と契約をしておりますので、身につまされる思いで整理整頓のお話を頂戴した1日でした・・・