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2024/4/10
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「遺言書」について考える～その2 自筆証書遺言のメリット・デメリットと新しい保管制度について |
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自筆証書遺言のメリット ①様式も決まっておらず、いつでもどこでもメモ用紙に自分で書くだけでよいので、費用もかからず手軽です。 ＊と言っても、鉛筆はだめです！！ボールペンや万年筆で書いてください。 自筆証書遺言のデメリット ①誰のチェックも受けないため不備があって、後日、紛争になったり無効になったりする可能性が残ります。 ②自筆証書遺言は、遺言を発見した人が家庭裁判所に持参して、検認を受ける必要があるので、遺言執行の開始まで時間がかかります。 但し、＊遺言書保管所に保管されている自筆証書遺言は、家庭裁判所の検認が不要である。 ③原本が1通だけなので、紛失や棄損により効力を失う可能性があります。 自筆証書遺言に係る遺言書の保管制度 （法務局における遺言書の保管等に関する法律、令和２年７月10日施行） 自筆証書遺言（但し、法務省令で定める様式に従って作成したものに限る）で無封のものを、遺言者本人が、管轄の法務局内の「遺言書保管所」に申請することで、当該遺言書保管所に自筆証書遺言を保管することが可能です。 ①（遺言者の生前から）何人も遺言書保管事実証明書（遺言の内容の記載はないもの）の交付請求が可能です。 ②（遺言者の死後）遺言者の相続人等一部の者（関係相続人等）は、遺言書情報証明書の交付請求が可能です。 ③遺言書保管所に保管されている自筆証書遺言は、家庭裁判所の検認手続きが不要です。 次回は、公正証書遺言についての説明とメリット・デメリットの解説いたします！！ ＊参考資料＝「一般社団法人日本遺言執行士協会」 |
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